読書感想文
『慶応三年生まれ七人の旋毛曲り』
文字通り漱石や露伴、紅葉といった同年生まれの評伝(+明治20年代の文化史)
活躍時期がずれる漱石、外骨、熊楠が描写少ない
個人的には斎藤緑雨の生涯が身にしみる(僕もその何%だけど似た人間ではあるから)
『デュラララ!!』
1〜3巻まで(ようはアニメやった所)
タランティーノフォロワーで有数の面白さがある(直接の参照先はガイリッチーらしいけど)
少なくとも日本では随一
『美術手帖9月』
特集『贋作ってなに?』
記事を読むと引用や剽窃、模倣も含めた『似せることについて』書かれていた
てなると最近のカオスラウンジも言及されてるんだけど、言及されてる人があらかた捕まってたり、批難されてるのを考えるとやっぱり『引用によって作られる芸術はかなりのリスクがある』(それを納得させるにはかなりの理屈が必要になる)と考えたほうが良さそうだ(でカオスラウンジの皆さんはそこら辺を『アンチ』云々としか実質言ってないんだよね)
慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り―漱石・外骨・熊楠・露伴・子規・紅葉・緑雨とその時代 (新潮文庫)
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