暇人の日記保管庫

文字通りのアレです

なにより貴方には言われたくあるまい

宇野スレにて
とりあえず「どんなにブーメランな文章でも対象を叩ければ使う」というのはどうかとおもいますがね
94:05/10(火) 01:17 [sage]
紀伊國屋から注文しておいた『網状言論F改』(東浩紀編、青土社)が届いたので読む。
思いきり冒頭、本文が始まった最初の7頁に、
「男性も女性もほぼ同数のオタクがいると思われるが、女性のオタクはときに“やおい”と別の名前で呼ばれている」
 という文章があり、その先を読む気が萎える。
(中略)
いやしくも学術的な書を上梓しようというときに、
冒頭からその書物で取り上げるべき対象の定義がこう大雑把では、
この本にそこから先ついてくる読者の質も知れようというものだ。
このワキの甘さはなんなのか。
以前の著書にも多々見られたこの実証の軽視は、東氏にとって、学者としての致命的欠陥なのではないかと思う。

聞くところによれば東氏は、私などのこういった事実誤認の指摘について、
“そういう些末なことをつついてくるばかりで、本質的な理論に対しては反論してこない”とうそぶいているそうだ。
しかし、基底となる事実を誤認したまま放置しておいて、 果たして理論がまっとうなものになり得るか?
(中略)
 しかし、呆れたことに東氏はこの本の著者たちの中ではまだ、マシな方である。
彼はまだ、真摯にオタク問題に正面から取り組もうという意志を見せていたが、他の参加メンバーがひどい。
斎藤環氏は精神分析小谷真理氏はジェンダーといった自分の土俵でオタクを語ることに固執するばかりで、
一般的なオタクについての、普通 の読者の興味に立脚した議論は皆無と言っていい。
伊藤剛氏に至っては完全な個人的ルサ ンチマンを一般論に敷衍しようとして闇雲に毒づいているだけである。
“一般読者に 届くような問題意識を持って”オタクを語ると東氏が前書きで言っているが、
この本での討論者と問題意識を共有している一般人、いやオタクたちというのも、果 たしてどれだけいるのだろうか? 

95:05/10(火) 01:18 [sage]
(中略)
 今回の参加メンバー中、ことにひどい論旨を展開しているのは斎藤氏であろう。
まず、オタクに関する認識のひどさは157Pの対談における
「アニメだって(唐沢注:質のよいものは)『海のトリトン』くらいしかなかった時代を経験してきているわけだし」
 などという不用意かつ不正確な発言でもあきらかだ。
私はこの人の『戦闘美少女の精神分析』という本を以前、“優等生が追いかけでオタク史をガリ勉したレポート”と表現したことがあるが、
これでは例えガリ勉したところで赤点しかとれまい。“その次は『宇宙戦艦ヤマト』しかないとかね。
でかい作品が一つあって、あと極小の作品がちょぼちょぼというメディア環境の中で育ってきているから”という言い方には
オタクの文化基盤というものに対する徹底した軽視(蔑視)がほの見えている。
当時のアニメファンたちが、いったい毎週どれだけの量の作品を追っかけて見ていたか、
ちょっとでもその時代を知っている者たちであれば噴飯ものの認識だろう。
これはエヴァンゲリオンブームの中での東氏たち一派の言説に共通するものだが、
彼らには、エヴァが、またヤマトが、そこに至るまでの膨大な量と、それぞれの特質を持ったアニメ作品群、
いや、それらをふくめたマンガ・SF・特撮映画という娯楽文化の基盤に支えられて出現し、
そのピーク的作品として喝采されたという事実がまったく理解できていない。
いや、理解しようとしない。
なぜ理解しようとしないのか。
それは、知識不足なまま彼らが打ち立てたエヴァ(或いは彼らが好きな他のオタク的作品)に対する独善的理論が、
その背景的な作品や成立事情を調べていくに従って成立しなくなっていくことが、
彼らにとって都合の悪いことであるからに他ならない、と私は理解している。
そうとでも思わなければ、彼らはただのバカではないか。

96:05/10(火) 01:20 [sage]
 確かに東氏の言うとおり、オタクたちの歴史にはいまだ言語化されていない部分が多い。
それは、オタクという分野があまりに範囲が広く、その発生と発展にさまざまな要因がからみあい、
しかもいまだ生々しく、容易にその全体像が見えてこないからである。
しかし、それらを正確に記述し、記録に残しておかなくては、という動きは徐々に本格化しつつある。
草創期に身を置いた人々が、その当時のことを語り始めた著作も『海洋堂クロニクル』、『のーてんき通信』など、
種々の分野において出版され始めている。
さらにその基礎となる、“われわれオタクは何を、誰を見てきたか”的な調査・インタビュー集の類は、
東宝特撮、ウルトラマン仮面ライダー等に対したものが膨大な量ですでに、また現在も上梓され続けている。
今のわれわれ(オタク文化に興味を持つ者たち)に必要なのは、それらの資料・証言を照らし合わせ、異同をただし、
それらの中から、日本にどのような過程を経てオタク文化が発生し、
どのような筋道をたどって現在に至るのかという“正史”を作り上げることだ。
その上でなら、例えば性の問題、例えばフェミニズムの問題というような個々の分野における分析も有効化するだろう。
今の状態でそれを行うのは、患者の血液型や病歴も調べずにいきなりメスをふるうに等しい蛮行である。

 東氏は、こういったオタク発生の歴史を記録しておこうという動きを、
「オタクたちひとりひとりの“思い出”として風化し消滅している」(9頁)
 と、まったく認めていないようだ。
この姿勢が、彼のオタク理論をオタクたちに受け入れられるだけの質のものにしない根本原因であると思う。
基礎研究をないがしろにしたところに成果があがるわけもない。
期待していただけに残念だが、この著作の評価は、ゴミデータを元にした末に生まれたゴミ本、でしかないだろう。

97:05/10(火) 01:33 [sage]
リンク貼れば済むのに

98:05/10(火) 01:50 [sage]
今さら唐沢とか正気かよ

99:05/10(火) 01:59 [sage]
最近の東の物言いが、昔、唐沢に言われていたことのループってことだろ

「彼らはただのバカではないか。」という決め台詞含めて

100:05/10(火) 04:56 [sage]
唐沢が基礎研究とかどの口で言うんだか

101:05/10(火) 05:32 [sage]
エヴァ以前のアニメ特撮に関しちゃ東よか知っているだろうけどな

102:05/10(火) 05:37 [sage]
東の浅くていい加減な言説より、まだ信頼できるわ

103:05/10(火) 06:33 [sage]
人って自分がやられたことに無意識に呪縛されていて
同じことを繰り返しがちなものなのね

104:05/10(火) 06:50 [sage]
自分を棚にあげて他者を叩く時だけ便利に使うとか最悪だけどな
宮台、西豚、宇野と受け継がれてきたライン

不誠実で声だけでかい奴らをもてはやす客も悪いんだが



追記ネタ
191:05/12(木) 13:59
http://www.tobunken.com/news/news20110512111704.html
2011年5月12日投稿
20周年記念大会ゲスト最後の一人確定!

194:05/12(木) 14:38 [sage]
>>191
>この歴史的勝負、見ないともうUFOを語れないよ!

お前はもう語るな

195:05/12(木) 14:40 [sage]
矢追を囲んで和気藹々か....それはバードウォッチャーのする事じゃねえよ。
矢追は、UFOだけじゃなく、カラスは死ぬと宇宙エネルギーになって死骸は瞬時に消滅する
とかの本を書いてた、バリバリの電波じゃねえかよ。